GLP-1受容体作動薬で治療中の糖尿病症例におけるCGMの活用

personaSMBGで血糖測定をしているGLP-1受容体作動薬で治療中の2型糖尿病の男性

HbA1cは8.5%付近を推移している。数値が改善されず、本人の治療に対するモチベーションが低下気味である。合併症の発症抑制を見据え、HbA1cを安定させる診療が必要である。

糖尿病の治療は続けているが、HbA1cが8.5%あり不安を感じている。GLP-1受容体作動薬の治療に加え、食事も気をつけているつもりだが、なかなか数値が下がらない。血圧も高めで、合併症の発症にも不安覚えている。自分では頑張っているつもりだが、何を見直したらいいのかわからない。

年齢・性別: 55歳・男性

〈現在の治療〉

HbA1c:8.5%

血糖モニタリング:SMBGで2回/日

BMI*1:30.9 kg/m2

薬物治療:GLP-1受容体作動薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、SGLT-2阻害薬

糖尿病の罹患期間: 10年

合併症:高血圧、脂質異常症

  1. ※1BMI:body mass index(体格指数)

personaGLP-1受容体作動薬で治療中の2型糖尿病において、
血糖管理や急性糖尿病イベント予防の目的で重視される点は何でしょうか?

目次

5. 患者さんと医療従事者、ご家族、介助者をつなぐデジタルヘルスツール
6. 患者サポートプログラム「FreeStyleリブレケア」

監修のことば

岡山済生会総合病院 糖尿病センター 副センター長
利根 淳仁 先生

本資料は、GLP-1受容体作動薬で治療中の2型糖尿病患者に対する持続血糖測定
(CGM)の活用を提案する目的で作成されました。

近年、GLP-1受容体作動薬は血糖管理のみならず体重減少や心血管保護効果を示すことが報告されていますが、治療効果の最大化には、食事・運動・薬物療法のバランスを個々の患者に合わせて最適化することが重要です。
CGMは、血糖変動の可視化を通じて、患者の自己管理を支援し、医療者がより精緻な治療戦略を立てるための有用なツールです。

本資料が、GLP-1受容体作動薬で治療中の患者に対するCGM導入の意義を理解し、臨床現場での適切な活用に役立つことを願っています。

血糖管理における理想的な目標

血糖管理の理想的な目標は、1日を通じて高血糖、低血糖なく空腹時及び食後高血糖が是正され、その結果、HbA1c値が正常化すること1)です。

  1. 1)日本糖尿病学会 編・著:糖尿病診療ガイドライン2019, 南江堂, 東京, 2019, p27. より改変
  2. 2)Rayman G:Br J Diabetes. 2016;16(Suppl1):S3-S6.利益相反:著者はAbbott社から支援を受けた。

FreeStyleリブレによるHbA1cの改善
GLP-1受容体作動薬単独vs. FreeStyleリブレ併用の比較データ(海外データ)

GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレの併用群は、GLP-1受容体作動薬単独群と比較して、ベースラインから180日後のHbA1c値が有意に低下しました(-2.43 vs. -2.06、p<0.001)[主要評価項目]。

GLP-1:GLP-1受容体作動薬、FSL:FreeStyleリブレ

  • 目的:グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とFreeStyleリブレの併用効果をHbA1c値の変化によって評価する。
  • 対象:2018~2022年に初めてGLP-1受容体作動薬を処方されたHbA1c≧8%の2型糖尿病24,724例。
  • 方法:リアルワールド調査。Optumのデータベース(電子医療記録および請求情報)を用いて対象患者のHbA1c値を評価した。GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレ併用群は、初めてGLP-1受容体作動薬により治療してから±30日以内にFreeStyleリブレを初めて使用したものとした。
  • 主要評価項目:GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレ併用群とGLP-1受容体作動薬単独群におけるベースラインから180日目までのHbA1c値の差。
  • 解析方法:初回解析は全患者を組み入れた非マッチングコホートで行い、追加解析は年齢、性別、ベースライン時のHbA1c値などを考慮したマッチングコホートで行った。非マッチングコホートにおいて、インスリン療法(強化インスリン療法、非強化インスリン療法、非インスリン療法)およびGLP-1受容体作動薬によるHbA1c値低下の差を評価した。各コホートにおけるベースラインと180日後のHbA1c値の差は対応のあるt検定で評価した。群間のHbA1c値の比較には差分の差分法を用いた。
  • 研究の限界:GLP-1受容体作動薬の個々人のアドヒアランスの程度が不明確であった。CGMのアドヒアランスの確認が困難であった。食事や運動の変化、CGMデータの使用に関する情報は未入手であった。
  • Wright EE, et al.: Diabetes Technol Ther. 2024; 26(10), 754-762.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の資金提供により実施された。著者にAbbott社の社員および株主が含まれる。著者にAbbott社の講演者として活動する者、およびコンサルティング料を受領する者が含まれる。

治療法別のFreeStyleリブレによるHbA1cの改善
GLP-1受容体作動薬単独vs. FreeStyleリブレ併用の比較データ(海外データ

GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレ併用群は、強化インスリン療法(-0.83)、非強化インスリン療法(-0.76)、非インスリン療法(-0.68)のいずれの治療法においても、GLP-1受容体作動薬単独群と比較してベースラインから180日後のHbA1c値が有意に低下しました(いずれもp<0.001)。

インスリン療法別のHbA1c値の変化(非マッチングコホート)

GLP-1:GLP-1受容体作動薬、FSL:FreeStyleリブレ

  • 目的:グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とFreeStyleリブレの併用効果をHbA1c値の変化によって評価する。
  • 対象:2018~2022年に初めてGLP-1受容体作動薬を処方されたHbA1c≧8%の2型糖尿病24,724例。
  • 方法:リアルワールド調査。Optumのデータベース(電子医療記録および請求情報)を用いて対象患者のHbA1c値を評価した。GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレ併用群は、初めてGLP-1受容体作動薬により治療してから±30日以内にFreeStyleリブレを初めて使用したものとした。
  • 主要評価項目:GLP-1受容体作動薬+FreeStyleリブレ併用群とGLP-1受容体作動薬単独群におけるベースラインから180日目までのHbA1c値の差。
  • 解析方法:初回解析は全患者を組み入れた非マッチングコホートで行い、追加解析は年齢、性別、ベースライン時のHbA1c値などを考慮したマッチングコホートで行った。非マッチングコホートにおいて、インスリン療法(強化インスリン療法、非強化インスリン療法、非インスリン療法)およびGLP-1受容体作動薬によるHbA1c値低下の差を評価した。各コホートにおけるベースラインと180日後のHbA1c値の差は対応のあるt検定で評価した。群間のHbA1c値の比較には差分の差分法を用いた。
  • 研究の限界:GLP-1受容体作動薬の個々人のアドヒアランスの程度が不明確であった。CGMのアドヒアランスの確認が困難であった。食事や運動の変化、CGMデータの使用に関する情報は未入手であった。
  • Wright EE, et al.: Diabetes Technol Ther. 2024; 26(10), 754-762.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の資金提供により実施された。著者にAbbott社の社員および株主が含まれる。著者にAbbott社の講演者として活動する者、およびコンサルティング料を受領する者が含まれる。

GLP-1受容体作動薬で治療中の2型糖尿病における
FreeStyleリブレによるHbA1cの改善(海外データ)

GLP-1受容体作動薬で治療中の2型糖尿病におけるFreeStyleリブレ導入後の平均HbA1c値は、65歳以下、65歳超いずれにおいても0.6%(p<0.0001)低下しました。

  • 目的:2型糖尿病におけるFreeStyleリブレ導入前後のHbA1c値および医療資源の活用(救急外来受診/入院)を調査する。
  • 対象:2019年9月16日~2020年8月31日(index date)に初めてFreeStyleリブレを開始し、24ヵ月の追跡期間中FreeStyleリブレを継続した2型糖尿病20,253例。
  • 方法:後ろ向き縦断研究。カナダ、オンタリオ州のIC/ESに保管されている定期収集される行政医療データを使用。65歳以下および65歳超の2型糖尿病患者におけるFreeStyleリブレ導入前後の平均HbA1cを、基礎インスリンのみ、基礎インスリン+GLP‐1受容体作動薬、GLP-1受容体作動薬のみ、経口療法のみの4つのコホートで比較。
  • 評価項目:FreeStyleリブレ導入前後のHbA1c値および医療資源の活用。
  • 解析方法:医療資源の活用率はindex date前の12ヵ月間と、24ヵ月間の追跡期間の最後の12ヵ月間を測定した。HbA1cは各機関の最新の検査結果から取得した。FreeStyleリブレ導入前後のHbA1cおよび医療資源の活用率は対応のあるt検定で評価した。p<0.025を統計的に有意とした。
  • Ratzki-Leewing A, et al.:Diabetes Obes Metab. 2025; 27(5), 2637-2646.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の資金提供により実施された。著者のうち1名はAbbott社の社員および株主である。著者にAbbott社から謝礼金、助成金を受領する者が含まれる。著者にAbbott社の相談役/諮問委員会のメンバーが含まれる。

HbA1cと血糖変動の相関

HbA1cが同程度であっても、血糖トレンドはさまざまです1)。たとえHbA1cが同じ患者さんでも、1日における血糖変動パターンは大きく変動する場合があります。2)

  1. 1)Dunn TC, et al.: J Diabetes Sci Technol. 2014;8(4):720-730. 利益相反:本研究は、Abbott Diabetes Care社の支援により実施された。著者にはAbbott Diabetes Care社の社員3名が含まれる。
  2. 2)Ajjan R, Slattery D, Wright E.:Adv Ther. 2019;36(3):579-596. 利益相反:著者にはAbbott社から支援を受けた者及びコンサルタントを務めた者が含まれる。

SMBG※1による血糖測定の課題

SMBGによる血糖測定は、測定時の値はわかりますがその間のトレンドがわからないため、十分な血糖管理の達成が困難な場合があります。

  1. ※1SMBG:self-monitoring of blood glucose(血糖自己測定)
  2. ※2CGM:continuous glucose monitoring(持続グルコース測定)

Ajjan R et al.: Adv Ther. 2019; 36(3): 579–596.
利益相反:著者にAbbott社より支援を受けた者及びコンサルタントを務めた者が含まれる。

食後高血糖の検知と是正

食後高血糖を含めた血糖トレンドの可視化は、高GI食品の食べ過ぎ、飲酒(アルコール摂取)、過度なストレス状態を改善するための「気づき」につながります。

  1. GI: Glycemic Index

%TA180の累積度数分布

%TA180の累積度数の分布頻度は、2型糖尿病‐インスリン以外の治療群の高血糖の発生率が他の治療群に比べて低いことを示しています。

黒の縦線は国際コンセンサスグループの目標であるTA180 25%1)を示します。

  1. 1)Battelino T, et al. Diabetes Care 2019; 42: 1593-1603.
  • 目的:確立されたCGM(持続グルコース測定)指標を用いて、1型または2型糖尿病の日本人成人の大規模コホートにおけるFreeStyleリブレ使用者の血糖管理状況を評価する。
  • 対象・方法:2017年1月から2021年6月にアップロードされた、 FreeStyleリブレ使用者3,463名を以下の治療グループ別に層別化し解析した。1型糖尿病:1,768例、2型糖尿病-インスリン頻回注射法:612例、2型糖尿病‐基礎インスリン療法:343例、2型糖尿病‐インスリン以外の治療:740例。
  • 評価項目:スキャン頻度、平均グルコース値、グルコース管理指標(GMI)、グルコース標準偏差(SD)、グルコース変動係数(%CV)など。TIR(time in range、70~180mg/dLの時間の割合)、TBR70(time below range、70mg/dLを下回る時間の割合)、TBR54(time below range、54mg/dLを下回る時間の割合)、TAR180(time above range、 180mg/dLを上回る時間の割合)、TAR250(time above range、 250mg/dLを上回る時間の割合)
  • Ogawa, W. et al., J Diabetes Investig. 2024; 15(10): 1483-1488.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の支援により実施された。著者にAbbott社の社員4名及びAbbott社から支援を受けた者が含まれる。

Copyright ©2024 Asian Association forthe Study of Diabetes. Reproduced withpermission of John Wiley & Sons Inc.

2型糖尿病における行動変容への寄与

FreeStyleリブレ導入12週間後において、HbA1c(p=0.025)、標準偏差(p<0.001)、変動係数(p=0.023)、血糖変動の平均振幅(p=0.001)は有意に低下し、中等度/強い身体活動(p<0.001)及び治療満足度(p=0.029)は有意に増加しました(いずれもt検定)。

IPAQ: International Physical Activity Questionnaire、DTSQ: Diabetes Treatment Satisfaction Questionnaire*p<0.05(t検定)

  • 目的:糖尿病におけるFreeStyleリブレを用いた血糖値モニタリングが、食事の多様性、身体活動、セルフケア活動などに関する行動の変化に及ぼす影響を評価する。
  • 対象:2018年7月~2019年3月に伊勢赤十字病院を受診した20歳以上75歳未満の1型又は2型糖尿病患者で、強化インスリン療法を受けているにもかかわらず血糖管理不良(HbA1c7%以上10%未満又は空腹時血糖110mg/dL以上250mg/dL未満)かつ食前に1日3回以上血糖自己測定を実施している100例(2型糖尿病は48例)。
  • 方法:FreeStyleリブレ使用開始前及び開始12週間後に血糖関連パラメータを評価し、また、自記式質問票に回答してもらい、それぞれ比較した。
  • 評価項目:血糖関連パラメータ[HbA1c、標準偏差(SD)、変動係数(CV)、血糖変動の平均振幅(MAGE)など]、自記式質問票のスコア、1日当たりのインスリン使用量など。
  • 解析方法:解析対象集団は、研究開始後12週間追跡可能な患者群で構成され、脱落例は除外した。2群間の連続変数はt検定、二値変数はχ2検定およびMcNemar検定で比較した。両側検定の場合にp<0.05で有意差ありとした。

Ida S, et al. J Diabetes Res. 2020; 9463648.(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/

さらに使いやすく血糖トレンドを“可視化”する「FreeStyleリブレ 2」

患者さんにとって使いやすく、いつでもどこでも、血糖トレンドの“可視化”により行動変容を促すことで、より良い血糖管理に貢献します。

  1. ※1アラートを受信するには、アラート機能をオンにして、常にスマートフォンが6メートル以内にあることを確認してください。
  2. ※2アラート機能を使用するには、Bluetoothを有効にしておく必要があります。

血糖コントロール指標の変化(高血糖時間)[副次評価項目]」

高血糖エピソードの持続時間及び頻度は、>180mg/dL、>240mg/dL、>300mg/dLのすべての閾値において、有意に減少しました。

合計n=92、データは平均±SD、†:1日24時間あたり

  • 対象/目的:基礎・追加インスリン療法を受けている日本人2型糖尿病患者94例を対象に、FreeStyleリブレの血糖管理への効果を検討する。
  • 方法:90日間の前向き単群試験。14日間の盲検ベースライン期に続き、11週間の治療期にデバイスを使用して血糖値を測定した。
  • 評価項目:〈主要評価項目〉治療期最後の14日間(76~90日目)にFreeStyleリブレおよびSMBGを併用した場合と、盲検ベースライン期(1~14日目)にSMBGのみを使用した場合との低血糖(70mg/dL未満)時間の変化の比較。〈副次評価項目〉血糖指標[(time in range 70-180mg/dL)、平均血糖値、高血糖(>180mg/dL、>240mg/dL、>300mg/dL)の時間とイベントなど]のベースラインからの変化。
  • 解析方法:イベントは、センサーの測定値が15分間隔で2回以上連続して事前に定義された血糖値範囲外になった場合と定義された。イベント継続時間は範囲外になった最初の測定値から、範囲内に戻った最初の測定値までとした。低血糖時間、その他の血糖指標などは対応のあるt検定を用いて検討した。
  • Ogawa W. et al.:J Diabetes Investig. 2021; 12: 82–90.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の支援により実施された。著者にAbbott社より研究費などを受け取っている者が含まれる。

Copyright ©2024 Asian Association forthe Study of Diabetes. Reproduced withpermission of John Wiley & Sons Inc.

「FreeStyleリブレ 2」のリアルタイムグルコース測定機能
―スキャン不要。 1分毎にリアルタイムでグルコース値を測定

1分毎に測定されたグルコース値がリアルタイムで表示され、グルコースプロファイルを改善し、より良いアウトカムの達成に寄与します。

「FreeStyleリブレ 2」の選択式アラート
― 選べるアラート機能※1,2

糖尿病のある人のライフスタイルに合わせて、「低グルコース値アラート」「高グルコース値アラート」「受信圏外アラート」のオン/オフを選択することができます。

カスタマイズ設定が可能

  • タップすることで、アラートのオン/オフを変更できます※3
  • 「低グルコース値アラート」「高グルコース値アラート」の値をカスタマイズできます。
  • アラート音を調整することができます。
  1. センサー交換後のアラートの再設定は不要です。
  1. ※1アラートを受信するには、アラート機能をオンにして、常にスマートフォンが6メートル以内にあることを確認してください。
  2. ※2アラート機能を使用するには、Bluetoothを有効にしておく必要があります。
  3. ※3デフォルトではオフになっています。

販売名:FreeStyleリブレ 2 一般的名称:グルコースモニタシステム 承認番号:30300BZX00119000

「FreeStyleリブレ 2」のデジタルヘルスツール

FreeStyleリブレ 2はデジタルヘルスツールで患者さんと医療従事者、ご家族や介助者をつなぎ、より良い糖尿病診療に貢献します。

  1. ※1FreeStyleリブレLinkはノボペン®6及びノボペンエコー®プラスと互換性があります。
  2. ※2一部機種(iPhone7等)によっては、データ転送ができない場合があります。(2023年12月現在)

患者サポートプログラム「FreeStyleリブレケア」LINE公式アカウント

「FreeStyleリブレ 2」をご使用になる患者さんへのご説明やフォローアップのために「FreeStyleリブレケア」をぜひご利用ください。

FreeStyleリブレと入院に関する臨床データ(海外データ)

2型糖尿病における患者1人当たりの年間入院数は基礎インスリンで治療中の患者で65歳以下が11.6%、 65歳超が13.1%、基礎インスリン+GLP-1受容体作動薬で治療中の患者で同じく7.1%、2.5%低下しました。

  • 目的:2型糖尿病におけるFreeStyleリブレ導入前後のHbA1c値および医療資源の活用(救急外来受診/入院)を調査する。
  • 対象:2019年9月16日~2020年8月31日(index date)に初めてFreeStyleリブレを開始し、24ヵ月の追跡期間中FreeStyleリブレを継続した2型糖尿病20,253例。
  • 方法:後ろ向き縦断研究。カナダ、オンタリオ州のIC/ESに保管されている定期収集される行政医療データを使用。65歳以下および65歳超の2型糖尿病患者におけるFreeStyleリブレ導入前後の平均HbA1cを、基礎インスリンのみ、基礎インスリン+GLP‐1受容体作動薬、GLP-1受容体作動薬のみ、経口療法のみの4つのコホートで比較。
  • 評価項目:FreeStyleリブレ導入前後のHbA1c値および医療資源の活用。
  • 解析方法:医療資源の活用率はindex date前の12ヵ月間と、24ヵ月間の追跡期間の最後の12ヵ月間を測定した。HbA1cは各機関の最新の検査結果から取得した。FreeStyleリブレ導入前後のHbA1cおよび医療資源の活用率は対応のあるt検定で評価した。p<0.025を統計的に有意とした。
  • Ratzki-Leewing A, et al.:Diabetes Obes Metab. 2025; 27(5), 2637-2646.
  • 利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の資金提供により実施された。著者のうち1名はAbbott社の社員および株主である。著者にAbbott社から謝礼金、助成金を受領する者が含まれる。著者にAbbott社の相談役/諮問委員会のメンバーが含まれる。

2型糖尿病の自然経過におけるCGM※1使用の提案

  1. ※1CGM:continuous glucose monitoring
  2. ※2保険償還については、後述のセクションをご参照下さい
  3. ※3SU薬(スルホニル尿素薬)
  • a:細小血管疾患および大血管疾患が併存するリスクがある長期罹患の2型糖尿病
  • b:CGMで頻回の低血糖のリスクが高いことが確認された2型糖尿病
  • c:CGMで低血糖のリスクが低いことが確認された、経口インスリン分泌促進薬の使用者を含む2型糖尿病

Ajjan RA, et al.:Nat Rev Endocrinol. 2024;20(7):426-440.より改変
利益相反︓著者にAbbott社より支援、コンサルティング料また助成⾦を受領した者が含まれる。

「FreeStyleリブレ 2」の
血糖管理に関する臨床データ(海外データ)

糖尿病のある人において、SMBG※1と比較し、「FreeStyleリブレ 2」の使用がより良い血糖管理と有意に関連していることが示されました。

  • 目的:HbA1cが高値の1型糖尿病のある人におけるSMBGと比較したグルコース値アラートを任意に設定できるCGM※3の有効性を評価する。
  • 対象:HbA1c7.5%~11.0%で1年以上1型糖尿病に罹患しておりインスリン持続皮下注入または一日複数回のインスリン注射を行う16歳以上の被験者156例
  • 試験デザイン:海外多施設共同無作為化非盲検並行群間比較試験
  • 方法:被験者をCGM群またはSMBG群に無作為に1:1に割り付けた。CGM群は14日間センサーを腕に装着しリーダーまたはアプリにより現在および過去のグルコース値を確認し被験者により設定したグルコース値アラートを使用した。SMBG群は指先穿刺による血糖測定を行った。主要評価項目は試験群、ベースラインにおけるHbA1c、治療方法、糖尿病の教育プログラム参加歴、ボーラス測定器の使用を固定効果、施設をランダム効果とした線形混合モデルを用いて解析した。副次評価項目は線形混合モデルまたはロジスティック混合モデルを用いて解析した。
  • 主要評価項目:24週時におけるHbA1c
  • 主要な副次評価項目:センサーデータ、被験者報告アウトカム評価、安全性など
  1. ※1SMBG:self-monitoring of blood glucose(血糖自己測定)
  2. ※2TIR:time in range(目標範囲時間)
  3. ※3CGM:continuous glucose monitoring(持続グルコース測定)
  • Leelarathna L, et al.:N Engl J Med. 2022;387(16):1477-1487.
  • 利益相反:なし

まとめ

  1. FreeStyleリブレ 2は、選択式アラート機能を備え、1分毎に測定されたグルコース値がリアルタイムに表示され、低血糖/高血糖の検出をサポートします。
  2. FreeStyleリブレ 2は、使いやすく、いつでもどこでも「血糖トレンド」を可視化することで、行動変容を促し、より良い血糖管理に寄与します。
  3. FreeStyleリブレ 2は、低グルコース領域においても14日間にわたる安定した精度を有します1)
  • 1)Alva S, et al: J Diabetes Sci Technol. 2022; 16 (1) : 70-77.
    利益相反:本試験はAbbott Diabetes Care社の支援により実施された。
    著者にAbbott社の社員3名及びAbbott社から支援を受けた者が含まれる。

ADC-129826 v1.0 03/26

注意事項
必ずお読みください

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